BLUESNIK

Airegin / Sonny Rollins


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Chode Changes

Intro

Fm
Gb7
Fm
Gb7
Fm
Gb7
Fm
Gb7

Fm
Gb7
Fm
F7
Bbm
B7
Bbm
Bbm

DbM7
Dm7 G7
CM7
Dbm7 Gb7
BM7
Cm7 F7
BbM7
BbM7
Bbm7
Eb7
AbM7
Gm7-5 C7

Fm
Gb7
Fm
F7
Bbm
B7
Bbm
Bbm
B’

DbM7
Dm7 G7
Cm7-5
F7
Bbm7
Eb7
AbM7
(Gm7-5 C7)

 エアジンはジャズマン・オリジナルとして代表的な曲で、ジャム・セッションでも頻繁に演奏されます。「Bags Groove/Miles Davis」「Cookin' With The Miles Davis Quintet/Miles Davis」が特に有名。ソニー・ロリンズ本人の演奏は意外に少ないです。

 テンポは速い4ビートです。リズムはいろいろですが、編曲は初演である「Bags Groove」バージョンが標準になっています。

 コード進行はABAB’形式。8−12−8−8の変則的な構成です。

 Aのメロディは音の跳躍が激しく、リズミックです。対してBは流れるようなメロディでコントラストを描いています。そしてB’の最後では畳み掛けるようなメロディで強烈な印象を残します。

 キーはFマイナー。でも最後はAbで終わってますね。全体の雰囲気からはFmかと思います。転調が多く、テンポも速いのでやや難しい曲です。

 Aのコード進行は、前半1〜4小節がFmとGb7で出来ています。Gb7はC7の裏コードですので、C7→Fmという流れが繰り返されているのですね。F7は次のBbmに向かうためのコード。5〜8小節では4度上がってBbmで同じことを繰り返します。

 BのキーはBbでしょうか。はっきりしませんが、とにかく8小節めのBbに向かって半音ずつのII-V-Iが繰り返されます。この辺り非常にメカニカルです。Bbに転調したあとは、Aに戻るために、いったんFmの関係調であるAbに転調するII-V-Iが9〜12小節めで行われ、最終的に12小節めでAのはじめのFmに戻るII-V-Iとなります。二度目のBは一度目のBを圧縮したような構成。それにしてもよく考えられた曲ですね。

 タイトルが「Nigeria」の逆つづりというのは有名な話。


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