BLUESNIK

Charisma / Lee Morgan


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Charisma

Blue Note 4312

  • Hey Chico
  • Somethin' Cute
  • Rainy Night
  • Sweet Honey Bee
  • The Murphy Man
  • The Double Up

September 29, 1966

Lee Morgan(tp),Jackie McLean(as),Hank Mobley(ts),Cedar Walton(p),Paul Chambers(b),Billy Higgins(ds)

 モーガン後期の作品。ジャケットは時代を感じますが、中身はいたって(いい意味で)オーソドックスです。メンバーもハンク・モブレイにポール・チェンバース(!)ということで、勝手知ったる仲間とのセッションという気もします。

 1曲目(Hey Chico)はこの時期定番の「ジャズ・ロック」。これは「Water Melon Man」と全く同じ展開の曲ですね。ブレイクまで同じです(^^; みなさん軽〜くこなしてます。

 2曲目(Somethin' Cute)は流れるようなモードの曲。変形ブルースですね。モーガンはこういうドライブする曲では非常に良いです。マクリーンは持ち前のスイング感とブルース・モードへの探求の成果が良く出た中身の濃いアドリブをしています。チェンバースのベースがいいですねぇ。

 3曲目(Rainy Night)はしっとりとしたバラード。ほぼモーガンのワンホーン。さすがの腕前です。

 4曲目(Sweet Honey Bee)は驚きの歌謡曲路線。時代を感じます。マクリーンは普段通り(^^)。それにしても一度聴くと、頭から離れなくなるメロディですね。

 5曲目(The Murphy Man)は50年代の香りのする渋い曲。モブレイが水を得た魚のようです。マクリーンが60年代にこういう曲を演奏するのは珍しいのですが、御大は凝ったフレイズで楽しませてくれます。久しぶりにチェンバースのソロも出てきます。アルコじゃないからGood(←こら)。

 6曲目(The Double Up)はブルース。タイトル通りダブルタイムのテーマメロディが面白いです。アドリブはみなさんGood。いかにもアルバムラストにふさわしいですね。...ところでこの曲、Endingがすごいですね。絶句です。いいのか?こんな終わり方で。


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