スタジオセッションぽいアルバムです。特にアモンズのリーダーシップは感じられませんが、強いて言えば3曲目でしょうか。
1曲目(Funky)はタイトルほどファンキー!ではありません。ホレス・シルヴァーのような曲をイメージすると大ハズレで、鼻歌のようなブルースです。言っちゃ悪いがセッションの5分前に作った、て感じ。マクリーンはこの時期の平均的な演奏。フロントがギターを入れて4人いるため、一人一人のソロは長くありません。
2曲目(Pint
Size)はモデラート位の循環。これも鼻歌みたいなテーマ。修行中のマクリーンは、個々のフレーズはなかなかですが全体としては残念ながら散漫な印象です。ジーン・アモンズは余裕、ケニー・バレルはさすが、ですね。
3曲目(Stella By
Starlight)はおなじみのスタンダード。ジーン・アモンズが朗々と謳いあげる・・・と思ったら、あらら、ソロになると始めのテンポとはまるで違うミディアム・ファーストになっちゃいます。
4曲目(King
Size)はミディアムテンポの循環。ちょっと鼻歌からはずれて、ビ・バップぽい考えられたテーマになります。同じ循環でも2曲目よりこちらの方がいいです。
2曲目と4曲目はタイトルが対になっていますが、特にテーマメロディに関連はなさそうです。
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