唯一のオーネット・コールマンとの共演。
1曲め(Lifeline)は組曲仕立て。マクリーンとオーネットは、お互いを探るように演奏しますが、今一つ噛み合っていないような気がします。マクリーンの作曲したテーマは複雑で、オーネットはちょっと合奏が心許ない。ソロはいいんですけどね。マクリーンは待望のオーネットとの共演とあり、張り切っています。
2曲め(Old
Gospel)はハッピーな雰囲気のオーネットのオリジナル。いい曲です。マクリーンはときどきフリートーンを織り交ぜつつ、あくまでも自分の言葉でアドリブを続けます。オーネットは悪くありませんが、テクニック的にトランペットではつらい面が現れてしまいます。アルトだったら面白かったでしょう。後半、2人が同時に演奏するところがありますが、その部分はなかなかスリリングです。
3曲め(Strange As It
Seems)はミディアムテンポ。やや冗長です。
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