オールスターメンバーです。マクリーンはモーガンと初共演(のはず)。このアルバム以降、60年代の多くのモーガンのアルバムで共演することになります。カル・マッセイの曲を採りあげていることで有名ですが、なるほどいい曲を書きますね。
1曲め(These Are Soulful
Days)は程よくメランコリックなテーマが印象に残ります。でもアドリブはあまり印象に残りません。何だかみなさん行儀がいいですね。モーガンが特におとなしいです。
2曲め(The Lion And The Wolff)は「Like Someone In
Love/Art Blakey And The Jazz
Messengers(BlueNote4245)」収録の「Johnny's
Blue」の原曲と思われます。マイナーブルースで、マクリーンは本領発揮。モーガンはそつないのですが、ドラムがブレイキーの割には今一つ爆発力がありません。
3曲め(Midtown
Blues)は軽快なブルース。ブレイクの入ったシンプルなテーマがいいです。マクリーン作曲。ここではモーガンが絶好調です。エンターテインメントあふれるアドリブを繰り広げてくれます。やはりこうでなくちゃ。マクリーンは軽めに始まり、徐々に熱く燃えるような展開でリーダーをしのぐアドリブを聴かせます。いいです。ボビー・ティモンズも持ち味を出しています。チェンバースのソロもいいです。名演ですね。
4曲め(Nakatini
Suite)は印象的なメロディの曲。流れるようなテーマとはうって変わってモーガンがめまぐるしく上下するアドリブを聴かせてくれます。マクリーンの出番はなし。
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