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• Poor Eric
• Christel's Time
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Jackie McLean(as),Larry Wills(p),Bob Cranshaw(b),Clifford Jarvis(ds)

　大好きなアルバムです。比較的親しみやすい曲が多いこと、久々のワン・ホーンであることなど、前後のアルバムと比べて聴き所が多いと思います。ジャケットもいかしてます。アドリブに関してもマクリーンのモード探求が身を結んだ感があり、ごく自然にコードとモードがブレンドしています。

　収録されている曲は複雑な構造を持つものが多くなっています。メンバーはみな破綻なく聴かせてくれますが、この当時のマクリーンバンドのレギュラーメンバーだったのでしょうか。

　１曲目から飛ばします。カッコいいテーマもそつなくこなします。マクリーンのソロはいつになくハードボイルドです。かつて時折感じたような、アドリブのネタ切れということもなく、飛躍的にボキャブラリーが増加していることがわかります。

　２曲目はエリック・ドルフィーへの哀歌。イントロで聴けるベースとのユニゾンが珍しいです。

　３曲目もアップテンポ。クリフォード・ジャービスが見事です。複雑なテーマですが、難なくこなしていきます。マクリーンはここでも見事にブレンドしたアドリブを聴かせてくれます。　

　タイトル曲である４曲目はちょっと風変わりなテーマがなかなかよろしいです。ＡＡＢＡ形式でＡは一発ものになっていますが、だれることなく様々なフレーズを次々に繰り出します。