BLUESNIK

The Sixth Sence/Lee Morgan


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The Sixth Sence

Blue Note 4335

  • The Sixth Sence
  • Short Count
  • Psychedelic
  • Afreaka
  • Anti Climax
  • The City of My People
November 10 ,1967

Lee Morgan(tp),Jackie McLean(as),Frank Mitchell(ts),Cedar Walton(p),Victor Sproles(b),Billy Higgins(ds)

 ブルーノート最終期の録音。リー・モーガンと最後の共演です。マクリーンはこの1ヶ月後に「Demon's Dance」を録音して、一時引退します。

 1曲目(The Sixth Sence)はタイトルから想像するような重々しいものではなく、この時期お約束のジャズ・ロック調。かなり明るめですね。モーガンも気楽に吹いています。マクリーンはなかなか。シダー・ウォルトンがいい感じですね。軽く手慣らし、という曲です。

 2曲目(Short Count)はメロディがはっきりしない、断片で形作られたような抽象的なテーマを持っています。マクリーンが先発。かなり好調ですね。モーガンはいつも通り。フランク・ミッチェルもなかなか良いです。この曲がベストですね。ビリー・ヒギンズのスネアドラムも絶妙です。

 3曲目(Psychedelic)はボサのテンポに乗った軽快な曲。軽いコール&レスポンスも入り、いいメロディです。

 4曲目(Afreaka)はややラテンがかった曲。モーガンは安定しています。マクリーンは一瞬フリーキーな音を織り交ぜてアドリブ。

 5曲目(Anti Climax)はちょっと「月の砂漠」にも似た曲。渋いテーマです。モーガン、マクリーンともに好調。とりたてて抜群、という訳ではありませんが、安定してます。フランク・ミッチェルは奮闘しますが、ちょっと曲の雰囲気についていってない感じです。ビリー・ヒギンズがいいです。

 6曲目(The City of My People)はしっとりとしたバラード。ミュートの音が

 安定した実力のメンバーによるこの時期のオーソドックスなアルバムという印象です。マクリーンはあと一ヶ月で引退とは考えられない安定したサイドマンぶりを見せつけます。


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