BlueNote未発表作です。なぜ未発表だったのかさっぱりわからない充実の一枚。まあ日の目をみて良かったですね。どの曲もテーマが凝ってます。
1曲目(Infinity)ちょっと珍しい雰囲気の8ビートです。サビのメロディがカッコいい。ビリー・ヒギンズが良いです。マクリーンはちょっと一本調子。
2曲目(Miss Nettie B.)は48小節のブルースワルツ。ベースラインが「Footprints」みたいですが、雰囲気は全く違います。テーマのハモリがいいですね。全員オーソドックスな演奏です。
3曲目(Growing Pains)はちょっと変わった仕掛けのある曲です。部分的にハーモニーが半音上がるところがあり、そこがアクセントになってます。おかげで緊張感が出たのか、全員なかなかの力演です。
4曲目(Portrait Of Doll)はのちに「Rites Of Passage」で演奏される曲(My Lady)です。まさかこの時代に出来ていたとは驚きです。テンポの変わるアレンジも同じですね。
5曲目(Zip Code)はリー・モーガンお得意の24小節ブルース。セッション最後のテーマにいいですね。ジョー・ヘンダーソンの曲調に似てます。マクリーンはこのアルバム一番の演奏です。モーガンもハイノートが熱い!
|