BLUESNIK

Open House / Jimmy Smith


>>back - Discography
>>back - Chronology
>>back - Players
Open House

Blue Note 4269

  • Open House
  • Old Folks
  • Sista Rebecca
  • Embraceable You
  • Big Fat Mama
  • My One And Old Love
  • Plain Talk
  • Time After Time
March 22, 1960

Blue Mitchell(tp),Jackie McLean(as),Ike Quebec(ts),Jimmy Smith(org),Quentin Warren(g),Donald Bailey(ds)

 珍しいオルガンとの共演。といってもマクリーンはいつも通りです(^^)。ジャムセッションぽいアルバムです。5〜8曲目はLP時代には「Plain Talk」として発売されたものですが、輸入盤CDではまとめて発売されていますのでここでもまとめて紹介します。

 1曲目(Open House)は軽快なブルース。マクリーンは極上のハードバップのアドリブを聴かせてくれます。アイク・ケベックがねちっこく盛り上ります。オルガンに合ってますね。ジミーさんはいつも通りお約束に盛り上ります。後半がいいですね。

 2曲目(Old Folks)はアイク・ケベックがリードをとるバラード。周囲がモダンな中でちょっと古風な感じは否めません。

 3曲目(Sista Rebecca)はミディアムのマイナーブルース。ジミー・スミスが様々なバッキングを入れる中、アイク・ケベック、ブルー・ミッチェルらが個性満点のソロをまわします。マクリーンのマイナーブルースは実は珍しく、普段とは違う節回しが堪能できます。

 4曲目(Embraceable You)はマクリーンがリードをとるスタンダード。この曲を演奏するのは「A Long Drink Of A Blues」以来。短いながらもハードバップ期のバラードソロが堪能出来ます。

 5曲目(Big Fat Mama)はユーモラスなテーマの循環。何だか知りませんがどんどんテンポが速くなります(^^;; ジミーさんのアドリブもどんどん悦に入って悪乗りする感じ。

 6曲目(My One And Old Love)はブルー・ミッチェルがリードをとるスタンダード。

 7曲目(Plain Talk)はブルース。コード進行のせいもあるようですが、マクリーンはなかなかモダンなハーモニー解釈を聴かせてくれます。後半はいつものマクリーン節ですけど(^^;

 8曲目(Time After Time)は古いスタンダード。アイク・ケベックのワンホーンです。ごつい男が優しく歌うような風情がありますね。

 クレジットに現れているギターのQuentin Warrenは8曲目以外ほとんど聞こえてきません。おそらくひたすらカッティングのみの参加でしょうが、どんな顔をしてセッションに参加していたんでしょうね。


>>back - Discography
>>back - Chronology
>>back - Players
inserted by FC2 system