珍しいオルガンとの共演。といってもマクリーンはいつも通りです(^^)。ジャムセッションぽいアルバムです。5〜8曲目はLP時代には「Plain Talk」として発売されたものですが、輸入盤CDではまとめて発売されていますのでここでもまとめて紹介します。
1曲目(Open House)は軽快なブルース。マクリーンは極上のハードバップのアドリブを聴かせてくれます。アイク・ケベックがねちっこく盛り上ります。オルガンに合ってますね。ジミーさんはいつも通りお約束に盛り上ります。後半がいいですね。
2曲目(Old Folks)はアイク・ケベックがリードをとるバラード。周囲がモダンな中でちょっと古風な感じは否めません。
3曲目(Sista Rebecca)はミディアムのマイナーブルース。ジミー・スミスが様々なバッキングを入れる中、アイク・ケベック、ブルー・ミッチェルらが個性満点のソロをまわします。マクリーンのマイナーブルースは実は珍しく、普段とは違う節回しが堪能できます。
4曲目(Embraceable You)はマクリーンがリードをとるスタンダード。この曲を演奏するのは「A Long Drink Of A Blues」以来。短いながらもハードバップ期のバラードソロが堪能出来ます。
5曲目(Big Fat Mama)はユーモラスなテーマの循環。何だか知りませんがどんどんテンポが速くなります(^^;; ジミーさんのアドリブもどんどん悦に入って悪乗りする感じ。
6曲目(My One And Old Love)はブルー・ミッチェルがリードをとるスタンダード。
7曲目(Plain Talk)はブルース。コード進行のせいもあるようですが、マクリーンはなかなかモダンなハーモニー解釈を聴かせてくれます。後半はいつものマクリーン節ですけど(^^;
8曲目(Time After Time)は古いスタンダード。アイク・ケベックのワンホーンです。ごつい男が優しく歌うような風情がありますね。
クレジットに現れているギターのQuentin Warrenは8曲目以外ほとんど聞こえてきません。おそらくひたすらカッティングのみの参加でしょうが、どんな顔をしてセッションに参加していたんでしょうね。
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